流山児★事務所の稽古場レポート
稽古中!!

『STAGS and HENS 』



会場⦿Space早稲田
9月20日(土)~10月1日(水)

==予約==
 

■◇■◇■◇■◇■◇■◇
 


==DVD発売中==
↓↓↓↓

『冥王星の使者』



作⦿高取英
(月蝕歌劇団)

脚本・演出協力⦿天野天街
(少年王者舘)

演出⦿流山児祥

音楽⦿巻上公一
(ヒカシュー)


注文はこちらから
 

 

プロフィール
HN:
流山児★事務所
性別:
非公開
自己紹介:

流山児★事務所

中高年演劇=楽塾からブロードウエイ・ミュージカルまで上演し 高い評価を得て多数の演劇賞も受賞し海外公演も、毎年のように行ってる国際的シアターカンパニーです。



★★★新人募集中です!劇団で活動することに興味がある人を募集します★★★



【募集人員】 6名 (俳優・スタッフ・制作)18歳以上35歳未満。 国籍不問。心身ともに健康な男女



詳細はコチラより!!



【お問合せ・応募先】

流山児★事務所 新人募集係 〒162-0045 

東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307

TEL:03-5272-1785(平日13時~17時)

 E-MAIL:mail@ryuzanji.com





バーコード
そしてはじまるBA・A・TA・RI!

実際のセット、照明音響諸々本番と同じ状況で、本当に可能かを検証して、もうひとつ深くお芝居を創り上げる時間ですね。

そんな時間の合間にお相手してくれるのは、この方!

さあさあ、本当に始まるよー!!
始まっちゃうよー!!!







「OKINAWA1972⇔キムンウタリ1945」
劇場入りしました。
2作品の稽古を約1ヶ月半で作る。
再演の1972はもとより新作の1945は自分的には解釈が難しく、
また沖縄のアイヌの歴史を決して
説法の如く伝えるのではなく、あくまでも楽しんでもらえる作品に出来るのかを模索する日々でありました。
繰り返されるパフォーマンスに日々もう中々動かない身体に鞭を打ちながらここまで辿り着いたように思います。

再演の1972は自分でも初演とはちょっと違う人間関係が築けたのではないかと思ったりしています。
私は沖縄裏社会伝説のヤクザ「新城喜史」(ミンタミー)をモデルにした漢を演じておりますが、また改めてこのミンタミーと言う漢が
好きになりました。

この先は初日ゲネプロ本番、翌日もゲネプロ本番、もう体力と気力で乗り切るしかありません。
なんか泣き言ぼやいてるようですが、それはそれで楽しいのですよ。
ロングラン、2作品、20ステージ
の長旅をゆっくり、ゆったりとはいかないでしょうが、駆け足で進んでいけたらと思います!

個人的には両作でメインを張る、里美、山下、久しぶりの復活、三四郎は必見です!
いい漢達です!
是非劇場で観てやって下さい!







お相手は、甲津拓平さんでしたー!
さて、遂にやってまいりました、SHIKOMI!
稽古場を離れまして、
劇場で本番を行なうための準備の時間ですね。

そんな忙しい時間にお相手してくれたのは、この方!

さあ、まもなく開演です。








小屋入りしました。
どうも、沖縄プリンセスです。
嘘です…このネタいつぶり?・笑

仕込みでした。









2作品、ぼちぼち大所帯
ほぼ同じメンバーで2作品やるっていうの
私は初めてかも。

はじめましてのかた、お久しぶりなかた、劇団員
まさに化学反応起きてます。
客演の皆さまはもちろんステキなのですが
個人的には…
先輩のキュートな一面とか、日々変化してく後輩とか
そういったものにワクワクした稽古場でした!

そして、出演以外の劇団員の手厚いサポートも!
ありがたや~~




そんな劇団力 + 協力な客演・スタッフ陣を迎えた
OKINAWA2部作です!!

劇場でお待ちしております!!






では最後に、出しそびれたてた写真はっときます。


「OKINAWA1972」でも
「キムンウタリOKINAWA1945」でも
一緒になるシーンが多い杉木さんと。


なんか髪型がかぶっちゃった、浅倉さんと。
さて今回は、この季節にお似合いなニューフェイス!
ピッカピカです。
でも、やっぱり気は強いです。







4月になりました
初日まであと4日。もうすぐです!


11月に流山児事務所に入りました、山川美優です。





劇団に入ってから毎月、
演劇三昧な日々を送っております。

『ベンガルの虎』のお手伝い。
『血は立ったまま眠っている』のお手伝い。
『大人のためのワークショップ』と
この4か月でたくさんの方々に出会いました!


そして今回の
『OKINAWA 2部作1945⇔1972』も
素敵な方々がたくさんいらっしゃいます!




歌あり、ダンスありの2部作で、
頭がてんやわんやです。

でも多くの方々に助けていただきながら、稽古をしています。刺激的な毎日です!




新作『キムンウタリ OKINAWA 1945』は、知念正真さんの『人類館』をリスペクトし、描かれた作品です。

大学時代に課題で読んだことがありまして、
初めて参加する劇団の公演で、この作品をできるとは思いませんでした…!

「人類館を読んでおいて!」と言われた時は、すごく嬉しかったです。




初の劇場!初の2部作!
初の劇団員としての公演!初の20ステージ!

ドキドキワクワクです。

ぜひ観に来て下さい!
そして、本日2本立て!「OKINAWA」も2本立て!
そこんとこよろしくです。

そんな2本目の御相手はかんのひとみさん!
意外にもはじめましてだそうです。
どうぞこれからも末永く…。





はるか昔、演劇舎螳螂にいた頃、同じ劇作家(高取英さん)が書き下ろしていた関係で第2次演劇団をよく見ていた。その中の若き二大スター、龍昇さん、塩野谷正幸さん。めちゃくちゃかっこよかったのである。お二人が主役の「さらば映画の女」は見る前からキャーキャー言ってたのを思い出す。
そして今、まさかこのお二人が揃ってる流山児事務所に出演できるとは!初顔合わせの日、早めに着いて稽古場前で待っていた私。
向こうから二人が並んで現れた時は思わず胸が熱くなった。このブログを書くのにツーショットを撮らせていただいた時もきゅーんとなった。パブロフの犬状態です。
こんな機会を下さった流山児さん、詩森さんに感謝です。たぶんもうないので、思う存分楽しみます。

かんのひとみ



さて、本日の稽古場日誌は…、
今回の稽古場界隈で、今一番脂が乗っていると噂されているこの方!
色んなものを掻っ攫っていってます。
では、どーぞ。





久々の流山児事務所公演の参加です。20名の役者たちによる集団群像劇。
20代から70代の老若男女が創り上げる集団劇、いやー楽しいですね。
若い人に置いて置かれないよう頑張ります。

体力勝負、負けないよう無駄な力を入れないよう、効率的に頑張ります。
もう、みんな上手いねー。
助けて貰いながら頑張ります。
ちょっと見た事が無い芝居ができるかな~。




そんな、龍昇さんでしたー。
はい!
今回は、まもなく今年の7月に舞台出演155本記念の一人芝居を行なうという姐さんのお言葉です!

では、みなさま、拝聴致しましょう!

…イタタタタタ、耳が。







『舞台上で感情が出て来ないと悩むより、相手役に感情が生まれる為にはどうしたらいいだろうと考えてください。
その時はじめて、あなたの中の【自然】が動き出すのです。』
『感情は絞り出すものではありません。正しい道を辿り、あなた自身が真実を感じるようになれば、本物の感情は【自然】に生まれます。急がないで。』
『舞台にいる時、あなたはどんな事を考えていますか? 今日の観客に気に入られるだろうか。自分は上手くセリフを話せるだろうか。そんな事を考えてる事が多いかも知れません。一番大切な事は、相手役の事を考え、相手役を感じて交流することです。あなたの唯一の味方は相手役だけです。』
って、スタニスラフスキーが言ってるー。
人の振り見て我が振り直せ。
まず、私は「すたにすらふすきー」って、ちゃんと言えるようになろう。
さあ、あと10日!
弘子でしたー


そして、まだまだ続く稽古場日誌!
今回のご搭乗、ブーン!…じゃなかった、ご登場はこの人ー!

もはやお馴染みな方ですが、個人的に初めましてなのです。
そんな感じが、なかなか会えない遠い親戚のお兄さんみたいに感じてるのは、世界広しとは言え、僕だけでしょう。何のこっちゃ。









杉木隆幸です。


2月下旬から始まったお稽古も気が付けば一か月を過ぎておりました。
日々、あっという間に過ぎております。
SPACE早稲田で毎日の大半を過ごしております。
稽古場があるというのは本当にありがたいです。
メンバーの方々もとても心強く、安心して稽古場にいさせていただいてます。


※「キムンウタリOKINAWA1945」稽古




「OKINAWA1972」は初演からの続投での参加、

「キムンウタリOKINAWA1945」は新作。
4時間のお芝居を一気に作り上げるというのは、
想像はしてましたが、実際大変だなぁと。
大変すぎて楽しくなってきております。
がんばろう。


※「OKINAWA1972」稽古




座組に初めましての方も多くいらっしゃるんですが、みなさん優しく、

きっとこのメンバーでなら気持ちよく千秋楽まで走れるんじゃないかと思ってます。

稽古前に沖縄に行きました。
沖縄南部は地域、各県など様々な慰霊碑がたくさんあります。
南北之塔もひっそりとそこにあります。
比較することはできないものですが、南北之塔にはぎゅっと何かが詰まっている印象を受けます。


<南北之塔>





沖縄は美しかったです。

少しでもみなさんにお届けできればと思います。

是非、劇場で観ていただきたい!どうぞ宜しくお願いします!


<喜屋武岬>



杉木
さて、色々と佳境に入って参りましたOKINAWA!

こんなタイミングで登場の紅一点…、ではなかった、えーと、容姿端…、才色…、一笑千…、雲中…ん〜、そうですね〜、



とにかく、
よくラムネ食べてます。
よくコジコジ着てます。
よく笑います。

そんな方です!







福井夏と申します!
今回、流山児★事務所に初出演させていただけることをとても嬉しくおもっています。
好きなものは、人間の赤ちゃんと酒といちごです。
がんばる…!
稽古場でのお席が、左◀︎山川美優ちゃん、右▶︎龍昇さん、という配置になっていて…
わたしは人と喋ることが大好きなので、毎日おふたりに会話に付き合ってもらっています笑
きょうはおでんの話題で盛り上がりました!
そんなふたりが、連日わたしに何故か貢ぎ物をしてくれています。
美優ちゃんはグミとサブレをくれました!しかも、夏が好きなキャラクターの…!
龍さんは、グミとおにぎりをくれました♡
ほーんとしあわせ!おふたりはホスピタリティありすぎ!
そんな心優しい愉快な共演者に囲まれて、毎日稽古がんばっています!
この作品にかかわれて、この人たちと演劇ができる人生で、幸せだと実感する瞬間が何度もあります。
ぜひ観にきてください…!
福井夏

本日、祝10回目!
そんな区切りにこの方!
独立独歩!(イメージ)





ハイタイ!竹本優希です。
「OKINAWA二部作」ただいま絶賛稽古中です!今回は沖縄が舞台ということで、うちなんちゅ役の人達は自分も含め方言の獲得に必死に取り組んでおります!

にふぇーでーびる、なんくるないさー、ニライカナイ、んむくじてんぷら、うーとーとー

さて、全部意味がわかる方はいらっしゃるかしら?
途中から方言じゃなくなっちゃいましたが笑、沖縄にしかない言葉がたくさんあって、知れば知るほど奥が深くて楽しいなあと思います。沖縄以外でも地方によってほんとに様々な言葉や文化があるんだろうなー。世界はなんて広くて奥が深いんだろう。

さて、沖縄方言の参考としてなにかないかなと思い、沖縄のお友だちがおすすめしてくれたお子ちゃま向けのご当地戦隊モノをちょこちょこ観てるのですが、方言はもちろん沖縄の人たちの生活がとってもよく描かれてるんです!しかもちょうど1972年が舞台になってるシリーズがあるんですよ!(「琉神マブヤー」っていって沖縄ではめっちゃ有名らしいです⭐️)


なかでもおもしろいなと思ったのは、そこに出てくるワルモノたちは、マブイストーンという石を奪って沖縄の人たちを方言が喋れないようにしようとするんです。「方言はただの言葉じゃなくて沖縄の心そのものだから、方言を奪うことで沖縄を自分たちのものにできるんだ」とのことです。そして沖縄征服を企む…なんという歴史との結合性…!
更には、一時的にマブイストーン(ちなみにマブイとはうちなーぐちで魂のこと)を奪った彼らは自分たちも方言をしゃべらないようにと言って、もし方言をしゃべったら「ばか」とか「あほ」とか書かれた「札」を首にかける、なんて描写まで出てくるんです。
なんだかなあ、沖縄の人たちはこうやって自分たちの歴史を子供たちに伝えようとしてるのかしら、と、胸が熱くなりました。

ん?どういうこと??札ってなあに??と思われた方は、ぜひ「キムンウタリOKINAWA1945」をご覧くださいまし!

あ、ちなみにこの沖縄についていろいろ教えてくれたお友だちは公演の本番中に結婚式です!いけんくてごめんやで!末永くお幸せに❣️

さてさて最後に、はじめに書いたうちなーぐちを、せっかくなので地元の方言で書き換えてみました。

にふぇーでーびる…おおきに
なんくるないさー…なんとかなるやろ
ニライカナイ…天国みたいなどっかええとこ
んむくじてんぷら…お芋さんの天ぷら
うーとーとー…まんまんちゃんあーん

いやまんまんちゃんあーんって結局なんやねん!と思われた方は、、私に聞きに来てください❤️笑



んむくじてんぷら





OKINAWA1972もみにきてね!

初めましてお久しぶりです。さとみと申します。


今回の「OKINAWA19451972」の稽古場日誌の冒頭で、独断と偏見で何かつぶやいているオトコです。





いえいえ、


「独断と偏見」と申しましても、別にワガママ的なモノではなく、きちんと字の如く、


独りで判断して偏った見方を……














ワガママ、か。














いやいや!


例えば、それは赤ちゃんが自分の欲求を満たすために泣きじゃくったり、


おばあちゃんがお嫁さんが用意してくれた晩御飯に、


「アタシだけ、豆腐なのかい?」 


「いえ、だってお義母さん、歯の調子が悪いからって、昨日は


「こんなもの食べたくないよ!老人虐待じゃないか!」















ワガママ
なのか?
















おいおい!


って、僕は何を言いたかったのだろうか













……
そうそう!


今回の公演は、何と何と二本立て!!


もう一回。


今回の公演は、何と何と二本立て!!


再演と新作!


つまり、赤ちゃんとおばあちゃん

















……
何が?

















えとえと、


新生と誕生、的な


REBORNBIRTH DAY、みたいな















……………
















えー
……


という訳で


はい……、まー、そう


何はともあれ!


Happy Birthday !


って事で!






どうぞ、今日という日をお幸せに。









いろんな Happy Birthday。

そして、またもややってまいりました、Rehearsal hall Diary!

第8回目の今日はこの方!
元「虚構の劇団」、で今は…、あっ、この後はご本人から後ほど!
何と!前回のあの工藤孝生さんと同郷だそうです!



…でも、特にいい匂いはしないです。










本日のブログ担当は、ぽこぽこクラブという演劇ユニットを主宰している、わたくし三上陽永です。よろしくお願いします!



流山児★事務所に客演するのは、去年の「夢・桃中軒牛右衛門の」に引き続き2本目。

つい先日、演出として関わった新進演劇人育成公演 「血は立ったまま眠っている」(流山児さんがプロデューサー)が終演したばかりで、またspace早稲田に帰って来た感覚。

ここ2年ぐらいで、流山児★事務所と急接近している今日この頃。

「こんなにウチばっかと関わって、ぽこぽこクラブは大丈夫なの?」

と、劇団員の方に心配される始末である。確かに…でも個人的には楽しい。

今回の作品は詩森ろばさん作・演出。同じ流山児★事務所作品でありながら、当然のことながら作・演出が変わると、またガラッと色が変わり…新鮮な気持ちで稽古に臨めてしまう…成る程、流山児★事務所を長年続けている劇団員の方々がいる事にも納得。

私は「キムンウタリOKINAWA1945」のみに出演する。役どころはアイヌ兵士である。

「え?沖縄の話で、アイヌ兵士?アイヌって…北海道の方じゃないの?」

と思われるかもしれない。私もそうであった。
でもここに、本作と、無謀とも言える2作品同時上演+上映会という大規模プロジェクトの醍醐味がある。

北海道と沖縄…北と南を繋げるものは様々あるが、本作では特に「差別の歴史」にスポットをあてている。

本作に臨むにあたり、沖縄戦についても様々な本を読んだのだが…
一番衝撃的だったのは、アメリカが日本への上陸作戦を敢行する際、日本における沖縄への差別意識を十分理解した上での作戦だったことである。
つまり、沖縄なら多少破壊しても本土の日本人は大丈夫であると。軍事力を見せつけるなら、沖縄がちょうどいいと思われていた。まさにその狙いは的中する…
日本人自身も気づかない(フリをしていただけかもしれないが)程の根深い差別意識を逆手にとって、日本という国を切り崩したのだ。

そしてその沖縄戦の中でも、様々な差別があった。そこにはアイヌ兵士も関わってくるのだが…

一見平和に見える日本。
実際、私が生まれ育った環境で、貧富の差は感じる事があっても、土地や血で相手を差別するという場面には遭遇してこなかった。青森出身の私としては、上京した時に津軽弁を標準語に直すのに苦労したが…と、ここまで書いて、ヒヤッとした。
津軽弁を標準語に直す事は当たり前だし、訛りのある自分は当然しなければいけない事だと思っていたのだが、果たしてそうだったのだろうか…

というふうに、本作に関わる事で既に意識が変化している。この作品は、そんな作品なのだ。

無意識のうちに考えないように、見ないようにしてきた何かを意識させる。気づかせる。考えさせる。でも決して道徳の授業や歴史の授業ではなく、あくまで演劇として、時にはエンターテイメントとして。

一口に面白い作品であるとは言い難いし、言いたくない。
ただ、心の底から見てもらいたい作品ではある。それは、この作品を観客達がどのように観劇し、終演後何を感じるのか、登場人物を演じる一役者として、物凄く興味があるのだ。

話を戻すが、私は今回アイヌ兵士役である。

沖縄戦の話で、アイヌを演じるのだ。

先日、アイヌ料理専門店「ハルコロ」(新大久保にある)に詩森さんと、同じくアイヌ兵士を演じる浅倉さん、流山児★事務所では勝手に姉貴!と思っている弘子さんと食事に行って来た。

詩森さんが以前「コタン虐殺」という作品を創作するにあたり、取材をしたお店である。

ハルコロのアイヌ料理はめちゃくちゃ美味しかった。珍しいものでは鮭の心臓があったが、これもまた美味である。

アイヌの血を受け継いだご家族が経営されているお店。近年大ヒットした漫画「ゴールデンカムイ」の影響もあるのか、お店は大繁盛。お客さんは若い方も多い。
ハルコロは、お洒落で少し変わった食材を出す、美味しいお店である。

「アイヌの差別の歴史について、ちょっと聞いてもいいですか?」
とは、どうしても言えなかった。

たぶん、これが今の日本なのだ。

今幸せで、楽しくて、差別なんか感じてないんだからいいじゃん!
っていう自分がどこかにいる。わざわざ掘り起こさなくても…

でもそこに、詩森さんは切り込んでいく。

ハルコロでの楽しい夜を過ごしながら、私の頭の中は、グルグル回って…結局、アイヌ兵士について何の話もできなかった。

帰り際、手作りのマスクが目に留まり、それを購入した。アイヌ伝統の模様が刺繍されたマスク。このマスクを購入する事が、私の唯一できた「私は、アイヌに興味があります。」の意思表示だった。しかも帰り際。情けない。

稽古も中盤であるが、いまだに私の頭の中はグルグルしていて、この作品にどう向き合えば良いかわかっていない。

ただ粘り強く、向かい続けようと思う。

考え続けようと思う。



作・演出の詩森ろばさんのコメントです。


思い入れのある大好きな作品『OKINAWA1972』の再演はたたただ張り切って参りましょう、というかんじなのですが、新作『キムンウタリ』は、知念正真さんの傑作戯曲『人類館』の本歌取りという、昨年の宮本研作品脚色に続く傍若無人、狼藉を働いてしまいました。しかも前回は流山児さんの無茶振りという言い訳がありましたが、今回は自分で勝手に決めたこと。ひとり緊張を高めていましたが、あの作品の振り切った毒と人間愛に力を貰い、わたしという劇作家の限界を少しだけ超えられた気がしています。快く作品を貸してくださったことに感謝すると同時に、何よりこの力強い日本演劇界の特異点とも言える『人類館』という戯曲をわたしの作品を通じてお客様に再発見してもらえる機会となれば、と願っています。



そして、流山児祥からも、、、


そのエネルギッシュな取材力と筆力で骨太の社会的なテーマを演劇化する劇作家・詩森ろばは、流山児★事務所との初コラボレーション『OKINAWA1972』で沖縄の「闇と真実」を抉りだし、第二弾『コタン虐殺』ではアイヌ民族の苦しみや願いを描き高い評価(読売演劇大賞優秀演出家賞)を得ました。
そしてコラボ第三弾は、沖縄二部作を一挙上演します。この5年間のわたしたちのアイヌとオキナワを巡る「旅」が生み出した劇です。ウクライナ戦争勃発から1年、戦争が露出する「新しい戦前」の時代。再びオキナワに「日本の盾」を押し付ける如き、この国の実態(歴史)に眼を逸らさず真正面から描く詩森ろばの意欲作。2作とも、流山児★事務所でしかできないパワフルでエンタメ性を備えた熱い集団劇になります。ご期待ください。

写真は、衣装合わせ中に撮りました。シャツ派手です。
でわ、今日のお相手はぁ…、
初めましてなこの方!

「恐ろしい」環境でも、真っ直ぐで伸び盛りな好青年!




……あと、なんかいい匂いがします。




そして、祝!本日、ハッピーバースデー!!








初めまして。
今回客演で入らせて頂くことになりました。
工藤孝生(クドウコウセイ)と申します。
ご存知無い方が殆どだと思いますので軽く自己紹介からさせて頂きます。
青森県むつ市出身
27歳に最近なります。(3月12日)
事務所はOfficeMUGIという所に所属してます。
好きな事は映画鑑賞、読書、写真撮影。
好きな物はお酒です。
とにかくお酒が好きで、毎晩晩酌は欠かせません。一人飲みも好きで下北沢に入り浸っています。
下北沢飲みをし過ぎた為、下北近郊に引っ越しをしました。

そんな下北沢ラブな僕なのですが、スズナリ横丁も好きなので下北沢ザ・スズナリに立たせていただける事になり本当に嬉しい気持ちで一杯です。
流山児事務所の皆さんとは初めましてになるのですが、
最初の印象は『きっと怖い人達だよな…気張ってかないとキレられそう』
これでした。
なので最初の本読みは本当に緊張しました。
最近やっと稽古場に慣れ始めて皆さんとお話させて頂くうちに最初の印象とは全く逆で皆さん優しい方々ばかりで助けられています。

びっくりするくらい皆さん優しいんです。
そんな優しさに甘えずに新しい風を吹かせられるように頑張っていきますので、皆さん是非観に来て頂けたら嬉しいです。
宜しくお願いします!









お誕生日おめでとうございますー!めでたいなー。

今回で6回目、もう?まだ?
早いの遅いのか…。

そんな迷いの中、今回は、この方。


ミスターぶちかましの登場です!





上田です。
今回は『1945キムンウタリ』は出演。
2作品の殺陣を担当します。
とはいえど、『1945』は殺陣シーンはほぼ無いので、『1972』が殺陣師としては腕の見せ所!再演では有りますが、劇場のサイズも役者も変わりリニューアル!
この芝居の殺陣のキモは『怒り』や『ヒリヒリとした痛み』。
生々しいシーンをお見せ出来る事を目指します!
ベースは付きました。ここからが勝負。
是非劇場にて、ご確認下さいませ!!

本日5回目の今日。
はい、では、この方!


か細く図太く我関せず。
たくましく、頑張っております!





皆さん、こんにちは!劇団員の隆斗です!

今回は僕が担当します。先月の「血は立ったまま眠っている」の公演が終わって休む間もなく今回の現場を迎えていますが、いや(笑)僕の場合は一年半くらいずっと休む間もなくやっています!(笑)そんな皆勤賞の僕は、今回9日に開幕するWBCが楽しみすぎて稽古でリアルタイムで観れないので、ビデオで録画しようと思ってますね!
やっぱり注目はエンゼルスの大谷翔平選手ですね!実は僕と同じ学年なので、頑張ってほしいです!二刀流を貫いてほしいですね!たくさんホームランを打って、160キロのストレートで、三振を取る大谷選手が観たいですね(笑)
僕も高校まで野球をやっていたので、演出のろばさんにもピッチングフォームを披露したら「フォームきれいだね」って言われてめちゃくちゃ嬉しかったです!(笑)野球やっていて良かったですね!
今回は殺陣もありますが、投げるシーンもあるので、三振もとれるように頑張ります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





はい、今回のお相手は超お久しぶりなこの人!

「男子三日会わざれば刮目してみよ」と申しますが……、
5年会わなきゃどんなんなっちゃうのか!?こんなんなっちゃうのかぁー!?




さあ!かつもくしましょう!!











どーもー三四郎です♪

今回のブログで紹介いたしますのは、流山児★事務所に初参加のこの二人!!




写真左の工藤孝生君、写真右の福井夏ちゃんです(*^▽^*)

インタビューしてみました☆

★ご年齢、ご出身は??

工藤:27歳で、青森県陸奥出身です!
福井:25歳。東京都世田谷区出身です♪

★いきなりですが、沖縄に行った経験や沖縄のイメージはなにかありますか?(笑)
工藤:行ったことはなくて、、、暑くて、、海が綺麗、、ごめんなさいこんな事しか言えなくて(;´∀`)
福井:私は二回沖縄に行ったことがあって、、、泡盛が・・・美味しくて、、つまみのフーチャンプルが美味しかったです(#^.^#)

★稽古場に入って、最初に感じた事は?
工藤:皆さん元気がすごい・・・パワフル過ぎます・・・(笑)
福井:本当に恐い所なんだろうなと覚悟していたので・・・みんな優しいんだ・・・ちゃんと笑うんだ・・って思っちゃいました・・(笑)

★今回の劇場、下北沢や下北沢ザ・スズナリについてなにか思い入れはありますか?
工藤:僕下北沢が大好きで、好きすぎて下北沢に引っ越してしまったんですよ(笑)だから下北沢でお芝居ができる事が嬉しくて嬉しくて!!
福井:私もです♡

★今回役作りしている上で何かありますか?
福井:自分の劇団(柿食う客)では作品を作る時にはみんなでテンション高くワイワイワイワイ作品作りしているのですが・・・
   今回はそのテイストは抜きで勝負したいなと思っています(笑)
   登場人物がそれぞれ大切なピースとなって一つの作品を支えているので、『今、自分がピースの一つとして動く事で作品が出来上がっている』事を
   稽古の中で感じていて・・・少しずつ形になっていくのがとっても嬉しいんです。
工藤:僕は今回の二作品・・・両極端な性格を持っていて、キムンウタリ1945では生命力を、OKINAWA1972ではパワフルさを表現したいと思っています。

★これまたいきなりなんですが、最近の失敗談かなにかありますでしょうか?
工藤:お酒を飲み過ぎて、、、小田急線のよくわからない所まで行ってしまった事ですかね・・・( ;∀;)
福井:私・・・本番中に寝ちゃうんです・・・強強打破を一日一本と決めていたのですが、、、ちょっと心許なくて・・・エナジードリンクを
   併用してすごい気持ちが悪くなってしまって・・・すごい反省しています・・・。

★この作品への意気込みをどうぞ!!
工藤:今回の作品を通して沖縄を身近に感じていただけたら嬉しいです。工藤の見所としては、今までで一番舞台上で遊べる役だと思っているので、、、
   そこを見て頂きたいです!!
福井:今の段階での言葉になってしまうんですが、、、私自身がもっとこの作品を好きになりたい・・・だからと言って独りよがりにならずに・・・この作品が一世風靡して欲しいです!!

との事です♪

以上、現場の五島三四郎からでした(*^▽^*)
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