本番まで1週間を切り、稽古場のボルテージは全開の日々です。
台本を片手に行き交う人、衣裳や小道具の製作に精を出す人、人、
こうなると、つい睡眠やら食事やら削りたくなるものですが、だんだん無理も効かなくなってきたし、困ったものです。
(こんなこと言ったらベテランのお兄さんお姉さんから怒られそうですが…笑)
さて、ブログ。
ブログなんて書いたことないぞ…。
と思いまして、みなさんの記事を覗きに行きましたら、個性的で、感性が鋭い役者さんならではの文章がたくさん…。
日々をこんなに面白く、鮮やかに切り取れるのか!と感心する一方で、
これはハードルが上がっちゃったなぁ、と思いながら書いております。
そんなに面白い文も書けないので、今回は稽古場で見つけた面白いものをご紹介いたします。
まずこちら。
これは、みゆちゃんのお誕生日サプライズを「今日やるからね!」と決めていたのに、うっかり忘れてしまっていた演出家の森永理科さんに、お七役の優希さんが渡したこっそりメモ。
稽古のおわり、誰にも見つからないようにそっと差し出されたそのメモには、短い言葉の中に、優希さんのツッコミと優しさがぎゅっと詰まっていました。
ちなみにこのサプライズは、朝の時点で理科さんが口を滑らせてしまっていたのでした…笑
おっちょこちょいなところもありつつ、恐ろしいほど尖っていて、美しいセンスを持ち合わせているのが、この理科様なのです…。
稽古場では、誰も思いつかなかった角度から場面を見つめ、作品をぐっと面白い方向へ連れていく。その鋭さに驚かされながらも、たまに見せるうっかりした表情に、みんながほっとして笑ってしまうのです。
うーん。生き物としてのバランスが、とてもとても素晴らしい。と、思いませんか?
いくつかと言ったからには、もう何個か面白いものを見つけなきゃいけません。
じゃあ次。
見てください、この腕の長さの違い。
悲しくなるくらい違う。
舞台上ではその長い手足が美しく映えて、隣に立つ身としては、なかなかのプレッシャーです。
はい。もう一枚。(私と優希さんを探してください。)
このスタイル!!!
まるで双子みたいにいつも一緒なお七姉さん(優希さん)と、私の演じる久乃ちゃん。
稽古場でも、二人で台詞を確認したり、動きを合わせたり、私のミスをカバーして頂いたり、とてもお世話になっております…!
久乃ちゃんは美人だねー。と、もてはやされてはいるけれど、隣にこんな手足の長いスレンダー美女お姉さんがいたら、たまったもんじゃありませんよ全く。
ということで、ごりごりかかとの高いステージヒールを新調致しましたわよ、やれやれ。
こんな高いヒールで踊れるかなぁと不安になりましたが、鏡に映った自分の立ち姿を見ると、少しだけ久乃ちゃんに近づけた気がして、苦労も悪くないなと思えてきます。
宝ジェンヌだった頃でも履いたことない高さです笑
最後はこちら。
なんの変哲もない椅子。
と思いきや、この子、変幻自在なのです。
みなさんの想像力によって、何にでもなるんです。
岩とか、iPadとか、門とか、ベッドとか、印刷機とか。
誰かが椅子を少し動かすだけで、そこに別の景色が立ち上がります。役者がその周りに立てば門になり、横たわればベッドになり、抱えれば大きな岩になる。何もない空間に、みんなの身体と想像力だけで世界が生まれていく瞬間は、何度見てもわくわくします。
あんまりネタバラシしちゃっても面白くないので、この椅子が他にも持ってる必殺技は秘密にしておきますね。
ちなみに今時計見たら、締め切り過ぎてました。まずい。
急いで送ります。
あー、楽しみにしてもらえる文章にしよう!とか思ってたのになぁ…!
ええっと、私の好きなシーンは、お染さんと金ちゃんの絡みです。
お染役のひろこさんは、本当に懐が海のように広い、そしてかっこいいお姉さんです。
相手の芝居を包み込むような安心感がありながら、ここぞという瞬間には鋭い目線や声で場をさらっていく。その格好よさに、毎回しびれています。
金ちゃん役の山下さんは、いつも思いもよらぬお芝居で笑わせてくれます。
このお二人の化学反応、見ていて飽きないのです…!!!!!
早稲田に来たら、ぜひ注目してほしいです。
(言わなくても目が吸い寄せられちゃいますけどね!)
はつひ