流山児★事務所
40th Anniversary
『ハイライフ』
生きてるだけで丸もうけ
作 リー・マクドゥーガル
テーマ曲 トムソン・ハイウエイ
翻訳 吉原豊司
演出 流山児祥
演出 西沢栄治
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==絶賛!!配信中です!==
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『冥王星の使者』
《 配信 》
https://kan-geki.com/tvods/detail/378
作⦿高取英
(月蝕歌劇団)
脚本・演出協力⦿天野天街
(少年王者舘)
演出⦿流山児祥
音楽⦿巻上公一
流山児★事務所
中高年演劇=楽塾からブロードウエイ・ミュージカルまで上演し 高い評価を得て多数の演劇賞も受賞し海外公演も、毎年のように行ってる国際的シアターカンパニーです。
★★★新人募集中です!劇団で活動することに興味がある人を募集します★★★
【募集人員】 6名 (俳優・スタッフ・制作)18歳以上35歳未満。 国籍不問。心身ともに健康な男女
詳細はコチラより!!
【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係 〒162-0045
東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時~17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com
さて、早くも第二回目からこのひとだー!
さあ、出し惜しみはなしだー!
「黒塚〜一ツ家の闇」のチラシを手にして、目にした演劇ファンの皆様へ。
とても良いチラシだと私は思っていますが、ちょっと、いや、かなりオドロ、オドロしく思われた方も多いと思います。
はい、確かに「テーマ」はオドロしいのです。
ですが、この作品の作・演出は、知る人ぞ知る(もちろん、知らない人は知らない)、関西演劇界の雄、いや雌、「わかぎゑふ」さんです。稽古は、まだ、まだ、消化していないので、はっきりと断言出来ませんが、なんか楽しい芝居になる予感がしています。
でも、かく言う私は、まだ一度も「わかぎゑふ」さんの芝居をみたことがないんです。
さて、私はいったい、何が言いたいのでしょう。
これは、一応、「ご案内」と「宣伝」のはずです。
はたして、本番が、どうなっているのか?
実は、それが一番、オドロ、オドロなのです。
おしまい。
「黒塚」制作のよねやまです。
去年の秋のことですが、「黒塚」をやることは決まっていたので、気分をもりあげようと奥州安達ケ原「黒塚」に行ってきました。
歌舞伎や能で有名な…といっても不勉強でして、行きの新幹線でざっと調べてみると、
お姫さまの病気を治したい一心で、「妊婦の生き胆を飲ませれば治る」という易者の言葉を信じた乳母が、自分の娘と知らずに妊婦の腹を裂いて生き胆を取り、娘と気づいて気が狂い鬼婆と化してしまったという。その鬼婆を埋めたのが、「黒塚」です。
娘と気づく云々より、まず人の生き胆はとっちゃだめです~
愛は恐ろしいです。
奥州安達ケ原黒塚は、福島県の二本松市にあります
郡山から東北本線で二本松に行き、そこからタクシーで10分くらい
阿武隈川の河原にありました
鬼婆が住んでた岩屋は、黒塚の近く
真弓山 観世寺(まゆみざん かんぜじ)天台宗のお寺にあります
近くにあったお食事処「よってっ亭」
出刃ーグカレー
怖くて・・・うまいおにばばソフト
こわいもの見たさもありましたが、時間の都合もあり
、、、、寄りませんでした
流山児★事務所公演「黒塚~一ツ家の闇」
5月13日(金)初日です!
まだまだ、お席に余裕あります!
公演詳細は こちら
本日は、なな、なーんと、
狂言指導、茂山逸平さんにSpace早稲田に来ていただきました!
むむ、ここからではイッペイさんの背中しか映らない、
と、まわりこみ、
狂言は、かなりハードにカラダを使う事がわかりました。
650年の伝統までは簡単には盗めませんが、
やれないことを、ヒーヒー言いながらやるのも味噌だよと優しい助言も頂きつつ、
密度の濃い時間を過ごさせていただきました!
その成果は、下北沢 ザ・スズナリにて!!!ぜひ、ご覧くださいませ。
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『黒塚』に挿入されているこの演目は、
「無病息災」・「家内安全」の縁起物でもあります。
『黒塚』、待ってまーーーーす!!!
皆様のご来場、ココロよりお待ち申し上げております!!!
この十年近く、私は意識的に「現代演劇の基盤」と呼ぶべき60~70年代アングラ演劇の検証と再創造を若い演劇人たちと共に続けている。唐十郎、寺山修司、別役実、佐藤信といった劇作家のコトバが如何に熱く時代を切り裂いていたか?を《検証=理会》することで、次代を担う新進演出家や俳優の育成事業になると確信している。天野天街(少年王者舘)=演出『浮世混浴・鼠小僧次郎吉』(佐藤信)『田園に死す』(寺山修司)、『夢の肉弾三勇士』(流山児祥)に始まり、西沢栄治(Jam session)の佐藤信(黒テント)の「喜劇・昭和三部作」上演、小林七緒(流山児★事務所)の唐十郎(紅テント)の「初期名作戯曲・三作品連続上演」を行ってきた。今回、CHAiroiPLIN主宰であり、振付家、ダンサーでもあるスズキ拓朗の演出家としての別役実戯曲挑戦は、この企画の延長線上に誕生した。
『不思議の国のアリス』は1970年に俳優小劇場によって初演。別役実が劇作家としての新境地を切り開いた、物語性を色濃く持った作品。別役実『マッチ売りの少女』『カンガルー』での岸田國士戯曲賞受賞に続いて、唐十郎『少女仮面』佐藤信『鼠小僧次郎吉』シリーズによる連続受賞とアングラが現代演劇の主流となった時代の傑作戯曲である。巷は、いまだ、70年安保闘争、騒乱の真っ只中にあった。
スズキ拓朗版『不思議の国のアリス』は2021年12月、顔合せで始まった。わたしは、前述のように役者・スタッフに作品が書かれた時代背景や個人的別役体験を話した。(わたしの20歳の初演出作品は、別役実『門』(1967年)である。後に三木のり平さんに誘われて稽古場を覗かせてもらった。)ベケット『ゴドーを待ちながら』のように、意味性を拒絶し作意を秘匿する別役劇世界は「ただ在る」演劇です、と、わかったようなワカラナイ演劇のオモシロさを話した。ワカラナクテイイのである。『アリス』は別役の初期見世物の劇、巫女の劇ともよばれるカクメイ(命を革める)劇でもある。ルイス・キャロルの幻想童話を借景に「家族の」日常の何気ない言葉が「社会のゆがみ、ひずみ」を照射するドラマ。女王陛下の王政復古に対して反抗する共和国の喜劇役者の娘:アリスは探偵X氏と結合しマボロシの共和国を支える子供をたくさん産むと決意して芝居は終わる。
このワカラナイ劇について、参加した役者達は様々な感想を述べた。曰く、前衛音楽のよう、暗いアングラでなく、明るい音楽劇に、唐さんや寺山さんに共通するものがある、これは国家論?革命論?家族論?拓朗は、その感想の一つ一つに丁寧に応え、芝居創りの初動を探す。一つの答えではなく様々な「等身大」「当事者性」に裏打ちされた手がかりを全員で探していく方法である。元々、保育士志望だった彼が、蜷川幸雄やコンドルズに出会い、演劇というカラダを通して社会と繋がる愉しさを覚え、いま舞台芸術の最先端で活動している。拓朗が拘っている「家族」のドラマが『アリス』には見事に詰め込まれている。彼は顔合せの最後にこう語った「社会の最小単位であるべき《家族》の大切さを、演劇やダンスや音楽や映像を通して表現したいという気持ちがずっとある」と。
別役実という劇詩人のコトバに最大のリスペクトを払い、ポップな音楽劇で描く別役実の<寓話として家族劇>を! 万有引力、流山児★事務所、元・唐組、といったアングラ系劇団、東宝ミュージカルで活躍する俳優、ミュージシャン、様々なフィールドの表現者が「ワカラナイ」と言い合いながら創り上げる現場が熱気を帯びて立ち上がった。何でもアリの別役劇、誰も観たことのないスズキ拓朗版『不思議の国のアリス』ご期待ください。