どーもご無沙汰しております。初めまして。
さとみと申します。
ええ、そのさとみです。あっ、そっちのじゃなくて。
突然ですが、僕には才能があります。
結構強力な才能です。
それは、
「並んだスーパーとかのレジの列が遅くなる」
です。
……説明していきましょう。
スーパーとかのレジって並ぶのは嫌だし、早く済ませたいですよね?
で、今できている列を吟味するでしょ?
「ここはあの人の買物量が凄いし、あそこはヒトがおおいし、そっちはおばあちゃん…。」
で、一番早く進みそうな列に並ぶ。
ここまでは皆様同じだと思います。
しかし「並んだスーパーとかのレジの列が遅くなる」才能に恵まれている僕はここからが、違う。
急にレシート用紙が切れて、補充用紙もなくてレジがストップしたり、
僕の目の前で、急にレジ打ちが不慣れな新人さんに交代してしまったり、
僕の前の人がスマホクーポンをなかなか出せなかったり、
しかも、財布を彼氏に持たせていて、店内に探しに行ってしまったり、
ピーピーピーってレジが止まったり…。
今回の芝居に
「天は二物を与えないかもしれないが、しかし、少なくとも一物は与えるのです。」
なんて台詞があります。あっ、この前、カットされたからもう無いや…。
でも!
どうせ貰える一物なら、ステキな一物が欲しいっ!
ステキな一物がぁ!
一物ぅぅ!
イチブツ!!イチモツ?
イ・チ・ブ・ツ!!!
……興奮してしまいました。
……何のお話でしたか…。
そう、お芝居のお話。
え?芝居のはなし…?
……え…えっと、才能とは…、夢を最期まで見続けられること!
そんなすてきなな才能を抱えた18人の、
無愛想で間がいい腰振り
モスコー目指してズッコケ
伊勢丹でチャルメラ響いて
金髪で坊主頭にニット帽
地黒が白塗り付け鼻パンツルックで
四つ足ペタペタ直訴して
ジンをちびちびコレでいいのね
の物語…、えっ、違う!?
…えー、まあ、理屈はともかくとして、とにかく舞台の方をご覧になっていただきましょうか。
まもなく開演でございます、「美しきものの伝説」。
何卒宜しくお願い致します。