流山児★事務所の稽古場レポート
稽古中!!

流山児★事務所公演
『田園に死す』


原作⦿寺山修司

脚色・構成・演出⦿天野天街
(少年王者舘)

音楽⦿J・A・シーザー
(演劇実験室⦿万有引力)

芸術監督⦿流山児祥

2024年
3月14日(木)- 24日(日)
下北沢 ザ・スズナリ




*******
シアターRAKU
『めんどなさいばん』

作⦿北村想

演出⦿流山児祥

音楽⦿高橋牧
(時々自動)

振付⦿北村真実
(mami dance space)

Space早稲田にて、
2024年5月9日開幕!

プロフィール
HN:
流山児★事務所
性別:
非公開
自己紹介:

流山児★事務所

中高年演劇=楽塾からブロードウエイ・ミュージカルまで上演し 高い評価を得て多数の演劇賞も受賞し海外公演も、毎年のように行ってる国際的シアターカンパニーです。



★★★新人募集中です!劇団で活動することに興味がある人を募集します★★★



【募集人員】 6名 (俳優・スタッフ・制作)18歳以上35歳未満。 国籍不問。心身ともに健康な男女



詳細はコチラより!!



【お問合せ・応募先】

流山児★事務所 新人募集係 〒162-0045 

東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307

TEL:03-5272-1785(平日13時~17時)

 E-MAIL:mail@ryuzanji.com





バーコード
今回で6回目、もう?まだ?
早いの遅いのか…。

そんな迷いの中、今回は、この方。


ミスターぶちかましの登場です!





上田です。
今回は『1945キムンウタリ』は出演。
2作品の殺陣を担当します。
とはいえど、『1945』は殺陣シーンはほぼ無いので、『1972』が殺陣師としては腕の見せ所!再演では有りますが、劇場のサイズも役者も変わりリニューアル!
この芝居の殺陣のキモは『怒り』や『ヒリヒリとした痛み』。
生々しいシーンをお見せ出来る事を目指します!
ベースは付きました。ここからが勝負。
是非劇場にて、ご確認下さいませ!!

本日5回目の今日。
はい、では、この方!


か細く図太く我関せず。
たくましく、頑張っております!





皆さん、こんにちは!劇団員の隆斗です!

今回は僕が担当します。先月の「血は立ったまま眠っている」の公演が終わって休む間もなく今回の現場を迎えていますが、いや(笑)僕の場合は一年半くらいずっと休む間もなくやっています!(笑)そんな皆勤賞の僕は、今回9日に開幕するWBCが楽しみすぎて稽古でリアルタイムで観れないので、ビデオで録画しようと思ってますね!
やっぱり注目はエンゼルスの大谷翔平選手ですね!実は僕と同じ学年なので、頑張ってほしいです!二刀流を貫いてほしいですね!たくさんホームランを打って、160キロのストレートで、三振を取る大谷選手が観たいですね(笑)
僕も高校まで野球をやっていたので、演出のろばさんにもピッチングフォームを披露したら「フォームきれいだね」って言われてめちゃくちゃ嬉しかったです!(笑)野球やっていて良かったですね!
今回は殺陣もありますが、投げるシーンもあるので、三振もとれるように頑張ります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





はい、今回のお相手は超お久しぶりなこの人!

「男子三日会わざれば刮目してみよ」と申しますが……、
5年会わなきゃどんなんなっちゃうのか!?こんなんなっちゃうのかぁー!?




さあ!かつもくしましょう!!











どーもー三四郎です♪

今回のブログで紹介いたしますのは、流山児★事務所に初参加のこの二人!!




写真左の工藤孝生君、写真右の福井夏ちゃんです(*^▽^*)

インタビューしてみました☆

★ご年齢、ご出身は??

工藤:27歳で、青森県陸奥出身です!
福井:25歳。東京都世田谷区出身です♪

★いきなりですが、沖縄に行った経験や沖縄のイメージはなにかありますか?(笑)
工藤:行ったことはなくて、、、暑くて、、海が綺麗、、ごめんなさいこんな事しか言えなくて(;´∀`)
福井:私は二回沖縄に行ったことがあって、、、泡盛が・・・美味しくて、、つまみのフーチャンプルが美味しかったです(#^.^#)

★稽古場に入って、最初に感じた事は?
工藤:皆さん元気がすごい・・・パワフル過ぎます・・・(笑)
福井:本当に恐い所なんだろうなと覚悟していたので・・・みんな優しいんだ・・・ちゃんと笑うんだ・・って思っちゃいました・・(笑)

★今回の劇場、下北沢や下北沢ザ・スズナリについてなにか思い入れはありますか?
工藤:僕下北沢が大好きで、好きすぎて下北沢に引っ越してしまったんですよ(笑)だから下北沢でお芝居ができる事が嬉しくて嬉しくて!!
福井:私もです♡

★今回役作りしている上で何かありますか?
福井:自分の劇団(柿食う客)では作品を作る時にはみんなでテンション高くワイワイワイワイ作品作りしているのですが・・・
   今回はそのテイストは抜きで勝負したいなと思っています(笑)
   登場人物がそれぞれ大切なピースとなって一つの作品を支えているので、『今、自分がピースの一つとして動く事で作品が出来上がっている』事を
   稽古の中で感じていて・・・少しずつ形になっていくのがとっても嬉しいんです。
工藤:僕は今回の二作品・・・両極端な性格を持っていて、キムンウタリ1945では生命力を、OKINAWA1972ではパワフルさを表現したいと思っています。

★これまたいきなりなんですが、最近の失敗談かなにかありますでしょうか?
工藤:お酒を飲み過ぎて、、、小田急線のよくわからない所まで行ってしまった事ですかね・・・( ;∀;)
福井:私・・・本番中に寝ちゃうんです・・・強強打破を一日一本と決めていたのですが、、、ちょっと心許なくて・・・エナジードリンクを
   併用してすごい気持ちが悪くなってしまって・・・すごい反省しています・・・。

★この作品への意気込みをどうぞ!!
工藤:今回の作品を通して沖縄を身近に感じていただけたら嬉しいです。工藤の見所としては、今までで一番舞台上で遊べる役だと思っているので、、、
   そこを見て頂きたいです!!
福井:今の段階での言葉になってしまうんですが、、、私自身がもっとこの作品を好きになりたい・・・だからと言って独りよがりにならずに・・・この作品が一世風靡して欲しいです!!

との事です♪

以上、現場の五島三四郎からでした(*^▽^*)
はいはいさてさてもしもし、今日は第3回目!

今宵のお相手は、
何気に笑顔を絶やさない素敵なこの人!

ただ、その笑顔の意味は、未だ知る由もない…。









どーも、今までこんな衝動に駆られる事はなかったのに、
NIKEの靴がどうしても欲しいけど、
高くて買えないという、
もどかしさを感じてる劇団員の山ピーこと山下直哉です。



今週からバシバシと、バシベシと立ち稽古も入り、頭がパンクしまくりです。


2作品連続上演するという凄まじい挑戦であります。



そして今回初めてご一緒する演出家でもあり脚本家でもある詩森ろばさん。



いや〜凄いですね!

台本がまずめちゃくちゃ面白いですし、

演出も物凄く鋭く的確で、
もう、毎日が刺激だらけです。


今回、
北のアイヌから南の沖縄まで日本列島縦断の旅をしております。

初めて知る出来事や言葉が出てくるので、
おつむが弱いわたくしとしましては、
毎日調べる事だらけ。



せっかくなのでブログを通じていろんな言葉を調べてみました。



例えば、、、





『うなだれる』


1. 悲しさや不安、恥ずかしさ、落胆などが原因で、力なく首を前に垂れる。

2. がっかりする。






なるほど、


写真でいうとこういう事でしょうかね?










『息も絶え絶え』


1. 体力を使い果たした、死期が迫っている。

2. 物事が非常に苦しい状態にあるさま。




という事は、写真でいうときっとこうだ!










『昼寝』


1. 昼間に横になって眠ること。午睡。



間違いない!これだ!










『ぶちかまし』



1. 相撲で、立ち上がったとき相手の胸に頭から強く体当たりをする。



2. 相手に強い衝撃を与える。





3. 4/6(木)〜4/23(日)まで、
下北沢・ザ・スズナリにて、
流山児事務所公演

Okinawa1945⇔1972 2部作のうち、

『OKINAWA1972』の方の作品で、

演出・脚本の詩森ろばさんと
流山児事務所の大先輩、上田和弘さんの化学反応によって生まれた言葉。




フフ……


言わずもがな…








終わり。

さて、早くも第2弾!
今回の登場はこの方!

なんと!流山児★事務所にも、演出の詩森ろばさんの集団にも所属していた経歴を持つジャーニーマン!



というわけで、今回の「すべてを知っている男」枠、です。











イランカラプテ



流山児事務所4月公演『OKINAWA 19451972』に出演します、浅倉洋介です。



今回は1945年の沖縄と1972年の沖縄を描く2本立て企画。


1本でも心身共に削られまくるハードな芝居を同時進行で2本作るという狂気の企画です。


さすが流山児事務所ですね



先週は読み合わせに費やし台本の解釈と見識を深めました。


沖縄のことはもちろん、『1945』ではアイヌの人も出てくるのでアイヌのことも勉強しなければなりません。


私は沖縄のことは生物ハンター平坂寛さんの動画でしか知らず、アイヌのことは『ゴールデンカムイ』でしか知りませんでしたので、この機会に学ぶことができてとてもよかったです。



ただ沖縄とアイヌの歴史を学ぶことは同時に我が大和民族による搾取と差別の歴史を学ぶことでもありますから、自身の闇と向き合うがごとく暗澹たる気持ちになります。


そして今週から立ち稽古が始まりましてゴリゴリとシーンを勃ち上げていきます。






勃ったまま死なないよう気をつけます。



2本とも会話劇を基調として殺陣!唄!踊り!生演奏!と盛りだくさんでお届けします。






堅重苦しいハナシは抜きに…せず!込み込みにしても!楽しんでいただける仕様にしておりますのでぜひご覧くださいね〜



それでは最後に沖縄が誇る生物ハンター・平坂寛さんの動画でお別れです。


またやーさい



https://youtu.be/vTpcepUPkS4




https://youtu.be/zApJRaoOWis

さて、今回も始まってしまいました「ざ☆オキナワDocuments」!

今回、トップバッターからこの方です!
まさに背水の陣!
出し惜しみは無しだー!!
最近だいたいいつもこんな感じだー!!!








2月「Bug」、4月「キムンウタリ1945」、「OKINAWA1972」の2本立て公演。
3本とも詩森ろば氏の演出作品であり、4月の2作品は脚本もである。
詩森さんと私が演劇的に、特別に相性が良いと思ったことは今のところ無かった。4月の公演が無事に終了した時に、その答えが見つかるのかも知れない。
ただ、2、3日前の稽古の時、たまたまのその日だけの代役の新人に、病欠の本役と同じくらい、いや、それ以上の演出をしていた詩森さんは、とても信頼出来て、カッコ良かったと思いました。
まだスタートを切ったばかりで、ゴールはとてつもなく遠い。でも私達は今演劇が出来ている。幸運だ。さあ、今日もがんばろう。明日も、あさっても、がんばるつもりです。


2023年2月25日                         
                                   塩野谷正幸




ブログ、めちゃくちゃ遅くなりました。
すんません。
ありがたい事にこのロングラン公演、全て満席となりました。本当にありがとうございます!流石敏腕プロデューサー、流山児さん!
「三上、再来年俺のプロデュースで何か芝居やれよ。何でもいいから。」
流山児さんのこの一声から全てが始まりました。文化庁委託事業である、新進演劇人育成公演『演出家部門』。過去にはシライケイタさん、スズキ拓朗さんもやられている公演で、声をかけて頂いた時は本当に嬉しかった…ただ、当時流山児さんは三上と杉浦(ぽこぽこクラブメンバー)の見分けがあまりついていなかったようで、杉浦に「三上!何かやれよ!」と熱く語り、杉浦がポカーンとしていた事を、昨日の事のように思い出します。(実話です)
どんな戯曲をやるかで相当悩み、流山児さんの手のひらで転がされ、気がつけば青森高校の先輩でもある寺山修司さんの作品をやる事に…
自分は普段、ぽこぽこクラブという劇団でオリジナル作品の演出をしていて、寺山作品を演出するなんて、まったく発想になく…でも、だからこそやる意味があるのかなぁ〜と、これまた流山児さんに転がされ『血は立ったまま眠っている』を演出する事になりました。
寺山修司記念館の佐々木英明さんに取材にいったり、高校以来じゃないかってぐらい歴史や寺山について勉強したけど、どうにも追いつかない。どうしようかと悩んでる時に、つい最近解散した虚構の劇団の主宰である鴻上さんに
「おまえが寺山やるの?一番遠いだろ!おまえは人情劇しかできないんだから!」
「ですよね…どうすりゃいいですかね?」
「解釈なんかしなくていいから、おまえのイメージでやれば?」
と…
天才がイメージで書いた戯曲を解釈する事自体、無理だろ?…確かに。そこからこの戯曲に対する向き合い方が変わりました。
自分が演劇をやる理由は、やっぱり『人』
残酷で、愛に溢れ、狡く、優しく、滑稽な人間。様々な人間が見たい!やっぱり人間は面白い!
というのが、自分が演劇をやり続ける理由で…
確かに、60年安保や、ウクライナとロシアの戦争が長期化する中での反戦。とても大切な事だと思う。ただ、60年安保も戦争も実際に経験していない僕らにとって、どんなに頑張ってもその当時の状況を理解し、体現するのは難しくて…
ただ『人間』という事で考えると、この戯曲に対して様々なイメージが湧いてきました。
ネフローゼで生死を彷徨った寺山さんが、復帰後初めて書いた戯曲。
シンプルに読んでいくと、そこにはシンプルなメッセージがあるように思えた。
『まだする事はいっぱいあるんだ』
これは、当時23歳の寺山さんの心の叫びであると感じた。
時代は変われど、安保も、戦争も知らない我々にも共通して言える事。それは今も昔も変わらない「生きている」事の価値。当時、戦後から高度経済成長に入る日本。貧困とそうでない者との格差が激しかった日本。生きる意味を必死で考える者達と、生きる方法を必死で考える者達。
じゃあ、今(令和)はどうなんだろう?
便器からブルースは聞こえなくなったかもしれないが、きっと誰にも聞こえない悲鳴をあげている人はたくさんいる。しらじらと白く美しい様式の水洗トイレは、もしかしたら当時の日本より残酷なのかもしれない。
生きていればこそ…そんな事を漠然とイメージして、この作品を仲間たちと一緒につくりました。
今回座組みの仲間が2人降板しました。
とっても悔しいです。
もちろん、降板した当人達が1番悔しかったと思います。
演劇は、明日生きるエネルギーを与えもしてくれるけど、それと同じだけ、挑む側のエネルギーも削られます。全ての芝居がそうであるとは思わないけど、自分はそんな芝居が好きです。
芝居は祝祭であり、楽しいもの。
でも、そこには尋常じゃないエネルギーが渦巻いている。今回『血は立ったまま眠っている』に挑み、その事を改めて認識しました。
すいません、ちょっと酔っ払っているので、面倒臭い演劇おじさんの戯言みたいなってしまいましたが、本音です。あっけなく終わる人生で、舞台上ではせめて熱苦しく生きたいし、そんな人間を見たい。
最後まで読んで頂いた我慢強い方、ありがとうございました!
今日も、舞台上で思いっきり『生きる』役者達と一緒に、生きてやって下さい。
はじめまして、渡邊りょうと申します。
と言ったご挨拶から始めようとしましたが実は僕、流山児★事務所には一度お世話になっておりまして…
遡ること2009年の高円寺、座•高円寺のこけら落としのひとつであるユーリンタウン(初演)に出ていたのです。
あの時、稽古は3ヶ月ほどで公演も1ヶ月あったので合計4ヶ月の長い時間を過ごさせていただきました。
連日高円寺の飲み屋を渡り歩き、公園で一夜を明かす日もあればカラオケ、焼肉、チヂミ、餃子、四文屋…等々
物凄く濃い時間を過ごし友達も仲間もたくさん出来ました。
そして今回、スペース早稲田へ稽古に来た時に流山児の方からおかえりなさいと声をかけてもらえたり、出てくれてありがとうございますなんて言われた日は涙が出そうになりました。
灰男という役と向き合って公演も数日終えた今ブログを書いていると、あの当時からずいぶんと時間が経ち自分も変わったんだなとしみじみ感じるとともに
今も変わらず高円寺で過ごしたあの時の関係や記憶はしっかり失うことなく残っていることに不思議と自信が湧いてきます
真っ直ぐ一生懸命進んできたことが、明日からの歩む道程で背中を押してくれるような気がします。
まだまだ公演は続くので一日一日無駄にせず足掻いて歩んで行こうと思います。
12日までどうぞ宜しくお願い致します。
一昨年秋に寺山修司作『血は立ったまま眠っている』出演のご縁を頂き、61歳本厄真っ只中(1960年誕)だった僕は、これからは遣りたい事は何でもやろうと、初めての寺山ワールドへと踏み込んだ。
初めて戯曲を読んだ時、60年代安保を背景とした物語と云うよりは、戦後間もない帝銀事件 反共の砦(逆コース)による民主化政策の転換等の印象が強く、平和孤児達の物語だと勝手に思い込んでしまっていた。
昨年夏の顔合わせ読み稽古迄、60年代安保を背景とした物語である事は全く頭になく、恥をかいてしまった程だった…失笑!
ただそんなお粗末な状況の中、戯曲との出会いの時に、私には一つの鮮烈な衝撃があった事をブログに認めたいと思います。
私には元予科練習生で特攻の生き残りの叔父がおりましたが、その叔父が事ある度に、兄弟姉妹に話していた言葉が『血は立ったまま眠っている』戯曲の最後の台詞「まだすることは一杯あるんだ!」と痛烈に重なり突き刺さって来たのだった。
叔父曰く…
「戦争被害に遭われた方達には言葉にならない痛恨を感じているが、敗戦した事、戦争が終わった事自体を悲しんでいる者はいない。
俺達は生きて生きて、やる事が沢山ある!」
叔父は52歳で癌を患い長じなかったが、特に遺言を残さなかった叔父からの兄弟姉妹へのメッセージは、20人以上いる甥姪達への遺産となっている。
叔父の言葉には一見ノンポリに思えて…その実は、平和な世の中となり1956年経済白書-「もはや戦後ではない!」宣言がなされても、静かな生活の中に確り戦争の記憶を残し、戦後の人間である認識を確認し、未来を見つめて行く覚悟であったと思っている。
個人的な以上の思いが、戯曲を読んだ際の勘違い(誤読)であるにも関わらず、一直線に作品へ挑む発火点になった。
果たして、以上の様な問題意識で千秋楽迄辿り着けるか…日々の作品との格闘にかかっているが、叔父の燃えるような熱く静かな思いが、「血は立ったまま眠っている」の中に宿っている様に思えてならない。
出演者の夫々が、夫々の闘い方で格闘している様に、僕も今の戦前の世の中に、戦後の記憶を残し、戦後の人間である認識を確認していきたい。
それでも、歴史は水の流れの様に継続するから…!
正叔父の写真
ウィっスゥ‼️‼️
釘の神原です。
今日も、とても良い稽古でした。
稽古場入るのが遅れてしまい、自分の代わりに、リョーくんが代役で踊りの振りつけをやってくれました。
リョーくん、本当にありがとう‼️‼️
そのシーンの稽古をリョーくんがやってくれて見れたのは、めちゃめちゃありがたかったです。
超強敵な舞台で、皆んなで超苦戦しながら戦ってますが、必ず良い舞台になると確信してます。
明日も、絶対良い稽古なんだろうなぁ。
ワクワクして寝れないなぁ。
でも、釘なんで早く寝ます。
とにかく自分、釘なんで。
寝ます。
釘なもんで。
明日も、良い稽古だぁ‼️‼️

20年前、渋谷ジアンジアンの閉館の前、解体中の剥き出しの壁の中でこの作品を上演した。
そして20年振りにこの戯曲に触れる。
舞台の記憶はほぼないのに、台詞だけは圧倒的に覚えている。
どの役の台詞も。
子供の頃聴いた歌謡曲のように、何年経っても忘れる事が出来ない。
寺山修司の言葉は20年経った今でもまとわりついて僕から離れない。
あの時若くて馬鹿で無知で貧乏でどうしようもない僕が僕なりにこの戯曲と大振りなパンチをくりだしながらして格闘したように、今の若者達がこの戯曲と向きあいさまざまな戦い方で格闘している。
その様は、清々しくもみえる。
若き寺山修司が病床で書いたこの戯曲は「若気のいたり」と自身も恥ずかしく振り返る程の若い熱気に溢れ、社会へ、人間へ、生への憤りに満ちているように思う。
だから。
憤れ若者よ!!
持てる体躯と知と想像力で「今」を憤れ!
寺山修司にこの戯曲に憤れ!
そんでおっさん(僕)も憤れ!
ちょっと足腰いわしてるけど。。
負けへんで!
こんにちは。
南小路役を演じる渡辺芳博です。
出演以外に今回は美術家のセットイメージを舞台上に組み立てたりもしています。
俳優達の演技を見て「あそこら辺もうちょっと足そう」とか「あそこは邪魔だから変えよう」とか、稽古の中で俳優のキャラクターが立ち上がっていくのと一緒に、舞台も立ち上がっていってる感じです。
なんといっても俳優のエネルギーが凄いので、こちらもそれを受け止められる遊び場を用意するのに必死です。
あと2週間まだまだ変化しまくり。そしてここに照明が入るのを想像するとワクワクが止まりません。
へこたれちゃダメだぜ。まだまだやる事はいっぱいあるんだ!です。
舞台部援護射撃の甲津拓平さん。
役としてもいろいろとお世話になっております。

新年あけましておめでとうございます。
陳という朝鮮人役の坂本健(ぽこぽこクラブ)と申します!
新年迎えまして、新成人が18歳になり、20歳は「20歳の集い」という名となったとNEWSで見て、これまた「俺たちの時代はな…」という話題が増えるなぁと思う今日この頃。
寺山修司さんの「血は立ったまま眠っている」の脚本でも、「この頃の時代は…」なんてことを話しながら稽古に励んでおります。
昭和60年代の物語ですが、
人が生きる上で大切な事は、今も昔も変わらないんだなぁ。と感じるメッセージが込められた作品です。
最後の最後まで試行錯誤して、本番を迎えたいと思います!
素敵な役者さんの演技も必見ですが、
寺山修司さんの素敵な歌詞を、オレノグラフィティさんが音楽をのせて、スズキ拓朗さんが振付をするというコラボレーションも必見です!
ワクワク!!!
みなさま劇場でお待ちしております!
坂本健
今回良役を務めます、新垣亘平です。
今年のお正月は、地元にも帰らずのんびり過ごしました。なのでこれといって自分の面白いエピソードが全くない。
ブログを書くにあたってこんなに困ることはありません。
というわけで月並ですが、共演者情報を2、3程。
相手役の渡邊りょうさん。
唐揚げを前にして「来週までに3kg痩せなきゃいけないんだ、18時以降は飯抜いてる」とか言いながらこっそり3個食ってました。
それでも細長いんです、りょうさん。
そして、相手役の伊藤麗さん。
もんんんのすごい小さいんです、お弁当箱。
嘘だろ!ってくらい。本人も全然足りて無いんです。
具は色とりどりで、何より麗さんは美味しそうに食べるんです。
その写真は撮り忘れたので、この間誕生日だった隆斗さんのお写真をどうぞ。
マスクは撮影時のみ外してます!
チャーミングな先輩達に囲まれ、今日も稽古。
正月三が日も過ぎ、また今年も食べ過ぎてしまったな…と体重計の上で後悔の念に苛まれれております、杉浦一輝です。
さてさて、年末に一旦稽古を取り、4日から稽古が再開したわけですが、青森出身の演出家、三上陽永が「あん玉くじ」なるものをお土産で持ってきてくださいました。
【写真1】
青森のご当地駄菓子で、丸いあんこの中に色付きのあんこが入ってたら今年はラッキーだね!という逆ロシアンルーレットなお菓子。
みんなの不安と期待が入り乱れる中、見事1位のピンク色を引き当てたのが、流山児☆事務所の若手のホープ、本間隆斗でした。
【写真2】
隆斗は本日の稽古では代役で入ったのですが、さすがあん玉くじ1位。
その勢いもさることながら、不器用ながらに常に新しいことへチャレンジし、誰よりも進んで恥をかいておりました。
「進んで恥をかく」というのは歳を重ねれば重ねるほどなかなかできるものじゃなく、稽古場でいかに恥をかいていくか…というのが実は大事だったりします。
(そんなことしなくてもできてしまう天才も稀にいますが…)
今回、寺山修司が60年代に書いた作品、人物に対して、「今」の自分達がどう向き合っていくか、その距離感をどう楽しんでいけるかが試される稽古場です。
模索、探究、試行錯誤の連続。
清々しいくらいに恥をかいて、その度に傷ついて流れた血も全部ひっくるめて、劇場空間を染めていけたらいいな。
「血は立ったまま眠っている」どうぞお楽しみに。
杉浦一輝
こんにちは。伊藤麗です。
2月公演『血は立ったまま眠っている』
稽古が少しずつ進んでおります。
私は、詩を書く少女・夏美役を演じます。
俳優と演出、俳優同士、寺山修司と私たち。
対話を大事にしながら、徐々にこの戯曲との距離を近づけています。

私は、夏美が何を感じているのか、何を見ているのか、戯曲を読み解いて見つけようとしていました。
でもそれ、全然上手くいきませんでした!笑
寺山修司の言葉は、自分が立てたプランで口から吐いた途端に全く意味がわからなくなるんです。
それがこの戯曲の恐ろしさでもあり、奥深い面白さでもあるのですが。
そして、役の内面は、相手の役との関わりの中でのみ生まれ、湧き上がるものなのかもしれないと数回の稽古を経て気づきました。
これは寺山修司の戯曲ではなくても、俳優としてずっと大切に覚えていたいことです。
ぐるぐる道に迷うことを許してくれるチームに感謝。
信頼で支え合っていきたい!
迷子、冒険、遭難の積み上げが、私たちを遠くて高いところに連れて行ってくれるのだろうなと思います。
現実社会では絶対見られないものをお見せします。
たくさんの人にこのエネルギーを受け取ってほしい!
2月、ぜひ観にいらしてください。
Space早稲田でお待ちしております。
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