流山児★事務所の稽古場レポート
稽古中!!

『STAGS and HENS 』



会場⦿Space早稲田
9月20日(土)~10月1日(水)

==予約==
 

■◇■◇■◇■◇■◇■◇
 


==DVD発売中==
↓↓↓↓

『冥王星の使者』



作⦿高取英
(月蝕歌劇団)

脚本・演出協力⦿天野天街
(少年王者舘)

演出⦿流山児祥

音楽⦿巻上公一
(ヒカシュー)


注文はこちらから
 

 

プロフィール
HN:
流山児★事務所
性別:
非公開
自己紹介:

流山児★事務所

中高年演劇=楽塾からブロードウエイ・ミュージカルまで上演し 高い評価を得て多数の演劇賞も受賞し海外公演も、毎年のように行ってる国際的シアターカンパニーです。



★★★新人募集中です!劇団で活動することに興味がある人を募集します★★★



【募集人員】 6名 (俳優・スタッフ・制作)18歳以上35歳未満。 国籍不問。心身ともに健康な男女



詳細はコチラより!!



【お問合せ・応募先】

流山児★事務所 新人募集係 〒162-0045 

東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307

TEL:03-5272-1785(平日13時~17時)

 E-MAIL:mail@ryuzanji.com





バーコード
こんにちは。松永です。
今日の稽古場写真は、
役者のいわいのふ健さんと、
いつもプロンプをやってくれている稽古場スタッフの本間君です。
いつも本間君にアドバイスをしてくれるいわいのふさん。
兄貴肌で稽古場をぐいぐいと引っ張ってくれる存在です。
ただ稽古中風邪を引かないようにだけ気をつけて下さいねー。それでわ。


『客たち』は
2017年に「プロジェクト・ホワイル」という団体によって初演されています。
2018年には、鳥取の「鳥の演劇祭11」に参加されています。
舞台写真をみると、なかなか熱い舞台のようです。

今回は、洪明花(ほんみょんふぁ)さんの翻訳による日本語初上演となります。
タイトルは、当初「訪問者」としていたのですが、
いろんな意味でとらえられる「客」という言葉にこだわり変更しました。
(鳥の演劇祭の時の日本語タイトルは、「お客さんたち」でした)
親に対する言葉遣いとか、ニュアンスが難しいですよねー
みょんふぁさんは、出演者として稽古場にいるんですー
いろんな疑問は、すぐにこたえてもらえるというなかなか贅沢な現場です。

▼コ・ヨノクさんのメッセージと共に取り上げられました。






『客たち』は、実際の事件を基にしてかかれたドラマです。

○事件の概要

事件は、政府庁舎を中心に開されたマンションが建ち並び、比較的豊かで安全とされている都市の一つ、果川で起きた。
死後、2、3日と見られるバラバラの遺体が、ゴミ置き場で見された
被害者は、退役海軍60の父親と50の母親。
被疑者は、次男、イウンソク、24
ソウルの名門私立大兵で休部隊除隊後もまだ復していなかった。

遺体見時、両親の所在についての問いかけに、「先週の日曜日に二人で教会に行ったきり、連絡がない」と答え、「なぜすぐ失踪を出さなかった?」との質問には、落ちついたで「ソウルに住んでいる兄に連絡して申告するつもりだった」と答えた。「遺体で見された」と刑事が告げると、驚いた表情をしてうなだれた。

しかし、居間とシャワ室で親の血痕が見され、自白。
金槌で殺害し、死体をシャワ室に移して、包丁とノコギリで切し、ビニル袋に分けて、ゴミ置き場に捨てた。夫婦の頭部は、政府庁舎横で、父親の下肢は競馬場の、胴体は遠く離れたソウル中棄物理場で見された。

○事件の背景

父親は、苦労をしながらも海軍士官校に入学したエリ校。
母親は、早くに亡くなった父親の遺産で裕福に育ち、名門女子大政治科を卒業した才女。

軍事政時代に二人は出い、結婚。力の夢“を叶えたかった母親と、常に自分の欲求を抑えて任務遂行に念してきた父親。夫婦仲は悪く、冷たい家庭で育った二人の息子。長男は反抗するなど、直接的な意思表示をしていたが、弟は心に押し込め耐えていた。

やがて
父親が大佐昇級に失敗すると、母親の欲求不や挫折、怒りは爆し、夫ではなく、次男に向けられることが多くなった。クラスでも常に3番以内に入る秀才だったが、「そんなことでソウル大学に入れるのか?」「お前のような足りない人間はいらない。死ね」「負け犬」など暴言を浴びせる。名門の私立大学に合格したが、ソウル大学ではないという理由で“失敗した奴”として扱った。たまにしか家に帰らない父親も、慰めるどころか、軍隊式の叱責と恐怖感を植え付けた。また、学校でも、軍隊でも、同級生たちに比べ体も小さく、友達もなく、いじめと暴力の犠牲となった。精神障害と言えるほどのひどい鬱状態であった。
事件を知った兄「弟の持ちがわかる。全て自分のせいだ。弟と一に罪を償います」と自分を責めた。
一審では死刑を宣告されるが、二審で無期懲役となり、現在も服役中である。

*****

日本でも1980年に「金属バット両親殺人事件」がありました。エリート一家の両親をバットで殴り殺したというセンセーショナルな事件は、当時とても話題になり、山崎哲さんが「子供の領分」という作品を書かれました。

*****

こんにちは!!本間隆斗です。今回は出演者の紹介をしたいと思います。
まずは流山児事務所ベテランの塩野谷さんと弘子さんです。2人の先輩方はとても面白く、みんなを引っ張っていくようなリーダー的存在です!稽古も残り少ないですが、これから更に面白くなりそうな感じです。
それでは~
優希です。本日は演出家さんをご紹介します!
シライケイタさん!だだーん!
肉体派の演出家さんですね?(写真参照)
今や超超有名になっちゃいましたが、実は八年前、私がまだ社会人だった頃に初めて演技を教えてくれた先生だったんですよ〜。
演劇の楽しさを教えてくれただいすきな人です。

今回は成長した姿を見せてびっくりさせてやろうと目論んでおります!がんばりまーす!よろしくお願いします!
本番用の机と床材が来ました!白!
不思議な空間になりそうです。
ちなみに写真は稽古であって稽古場飲みではありません。コロナ以前の稽古の後はいつもこんな感じでしたが。
机の上のお菓子は松永くんと隆斗くんが新大久保まで行って買ってきてくれましたー!

優希です❤️
街中では色んなところでクリスマスソングが聞こえるようになってきましたね。朝晩は冷え込む日も多くなってきましたのでみなさま暖かくしてお過ごしくださいませ。
稽古場はというと、みんな真夏のようにアッツアツに心を燃やして立ち稽古を進めております!
いわいのふさんはご覧の通り、芝居のために一肌脱いでくださいました!
大尊敬で大ベテランで大好きな先輩しかいない有り難すぎるこの現場、一日一日を大事に過ごしていこうと思います。あーーーーー、幸せーーー。
それでは今日も、行ってきます!
「客たち」のDVDの予約を受付します。
12月3日(木)13:00より受付開始します。
12/30~1/13に配信する映像と同じものです。

▼価格
3,000円+送付料180円(1枚の場合)
 
▼お申し込み方法
メールあるいはお電話で流山児★事務所までお知らせください。
①お名前
②送付先住所
③連絡先電話番号
④枚数

メール mail@ryuzanji.com
TEL 03-5272-1785(平日13:00~17:00)
 
▼予約後の流れ
振込先は、ゆうちょ銀行(郵便振替)です。
詳細は、返信メールでお知らせします。
商品のお届けは、3月中旬を予定しています。しばし、お待ちいただきます。
「客たち」映像配信のお知らせ
12月5日(土)12:00より取扱開始です。


配信開始:1230()1400
配信終了:1月13日(水)14:00

料金:3,000円 
チケット購入(舞台・演劇ライブ配信サービス「観劇三昧LIVE」経由)
https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/181

【チケットご購入に関するご案内】
チケットご購入の際、観劇三昧への会員登録が必要となります。
決済方法はクレジットのみとなります。
 
【推奨視聴環境】
下記の環境を視聴の際にご用意下さい。
推奨視聴環境以外はサポートを致しかねます。
◎スマートフォン、タブレット
iOS 12.0以降(SafariGoogle Chrome)
Android OS 6.0以降(Google Chrome最新バージョン)
◎パソコン
Windows 10 バージョン1903以上(MS EdgeGoogle Chrome推奨)
MacOS 10.12以上(SafariGoogle Chrome推奨)
 
【その他注意事項】
本配信は有料配信となっており、一切の権利は主催者が有します。動画サイトなどへの無断転載・共有を行った場合、法的責任に問われる場合がございます。
インターネット回線の突発的なトラブルによる公演の一時中断の可能性があることをご了承ください。視聴前に必ず動画視聴に適した通信環境をご準備ください。お客様のインターネット環境に伴う閲覧の不具合に関しては、当方は責任を負いかねます。
 
【お問い合わせ】
視聴に関するご質問は、舞台・演劇ライブ配信サービス「観劇三昧」のお問合せフォーム(下記URL)よりご連絡をお願いいたします。
https://v2.kan-geki.com/contact
こんにちは!流山児事務所新人の本間隆斗です。
今回僕は、稽古場スタッフとして現場にいるのですが、稽古を見ていると皆さんとてつもないパワーでお芝居をしています。
緊張感があり、稽古を始めたばかりですが面白くなりそうな感じです!!僕も稽古場スタッフとして頑張りたいと思います!

入団して初めてブログを書かせていただきましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それではまた~ 
こんばんわ。
稽古場スタッフの松永です。
一昨日まで全員で本読みの稽古でしたが昨日からは一場ごとでの少人数立ち稽古。
コロナ渦ではぴったりの稽古方法ですね!

皆さん休憩中も真剣に台本と向き合われています。
僕たちスタッフもついついお茶をとる手を止めてしまうほどです。
でも皆さん水分補給はちゃんとしましょうね。

昨日、上野ストアハウスで行いました。
トークライブ『敗れざる者たちの演劇志』
1970年代、演劇団の旗揚げから解散まで
1回目に比べ、だいぶカオスな感じになってきました。

「70年代小劇場の同走者たち」ということで
登場人物もたくさん出てきたのですが、
一番の同走者は、「お兄ちゃん」って言ってました。
バイトもさせてもらって助けてもらったんですね。

西堂さんのド直球の問いに
流山児さん、熱くなりながら応えたり、、、


次回は、いよいよ80年代「小劇場演劇の変質」
12月20日夕方の予定です。
開始時間と場所は後日、お知らせします。

今回のご挨拶係は、藤井びんさん。
この企画の呼びかけ人です。
今回は、ギャラリーにも同走者の方々にいらしていただいたので
終了後、とりあえず記念撮影をしていました。同窓会?

写真撮影:横田敦史©
(よねやま)
今週末の4連休を、演劇に捧げる人たちがいます。
RAKUのみなさんです。
すでに、もう佳境に入っているとのことで
稽古場に行くと、流山児さんが楽しそうに(本気で)怒ってました。
「始めるよ」じゃない「始めるぞ!」だ!って。

「シェイクスピア愛のアンソロジー」という作品です。
最初の5分で「ああ、愛のアンソロジーなんですね!」ってなってます。
人生が、人生が、人生が、ってみえてきます。

公演延期になった「嗚呼、大正浪漫編!」への思いも伝わってきます。
今日はメイクしてないので、写真はこれくらいに。
公開の情報が決まりましたら、お知らせしますのでお楽しみに。
(よねやま)


トークライブ
敗れざる者たちの演劇志

流山児祥×西堂行人 

役者であり、演出家でもあり、さらにプロデューサーでもある流山児祥が、
これまでの演劇人生を語ります。
アングラの先達、志ある同走者、年少の才能ある演劇人たち。
演劇評論家の西堂行人さんと振り返り、演劇史の表面にあらわれない志操を語ります。

第2回「70年代小劇場の同走者たち」
日時 2020年10月11日(日)17:00~
会場 上野ストアハウス
入場料 1,000円
要予約(25名まで)
ご予約は、こちらからどうぞ

【お問合せ・お申し込み

TEL03-5272-1785(平日13:00~17:00)
E-mail mail@ryuzanji.com
お名前、連絡先をお知らせください。

第1回「アングラ四天王との出会いと演劇修行時代」8/30(日)…実施済み、
第3回「小劇場をプロデュースする」……and more

感染対策として 、以下をお願いしております。
ご協力をお願いします。
・ご入場時に検温(37.5度以上は入場不可)
・マスク着用
・手指消毒
・飲食はお断りします。水分補給のための水筒、ペットボトル等の持ち込みはOKです。
・お荷物のお預かりは中止させていただきます。
・差し入れは、ご辞退させていただきます。
・体調が優れない場合、感染者が身近にいらっしゃる場合、過去2週間以内に、入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴のある場合には、ご遠慮いただきますようお願いします。

主催者側の対策として
・お席は間隔をあけてご用意します。
・開場の前に、消毒・換気を行います。
・会場スタッフはマスク着用させていただきます。
・登壇者、スタッフは検温を実施し健康状態を確認いたします。



アフタートークは全ステージ、5回もやりました。
いつもの劇団公演では、1回やればいい方なのに
このコロナ禍のなか
毎回、アフタートークやるなんて、どうなの?
と思ったりもしたのですが
出入口を開けて換気をして、
ツバを飛ばして激論を交わすといのではなく
穏やかに、高取さんのことを話しました。


稽古の後にはよく食事に連れていってもらったとか
仕事がなくなったとき、すぐに探してくれたとか
人として素晴らしいことから
芝居がぬるいとか(でも、そこがいいとか)
鶏肉が食べられないわけとか
面白いエピソードも出てきて、楽しくできました!

いつも、スズナリの後ろの方に座ってみてもらっていたなー
そして、よく遅刻してきてたなーと思い出したのでした。(よねやま)

アフタートークは、ノーカットでDVDに全収録してあります。
よろしければ、ぜひ。20分間と予告しておきながらずいぶん長引いた回もあります。
写真は、初日のPANTAさん、しのはら実加さん
森永理科さんには、進行も担当していただきました。ありがとうございます!
アフタートークゲスト
20(木) PANTA(ミュージシャン・頭脳警察) しのはら実加 森永理科
21(金) 中森明夫(コラムニスト・アイドル評論家) 三坂知絵子 森永理科
22(土) 山田勝仁(演劇ジャーナリスト) 一ノ瀬めぐみ 森永理科
23(日) 伊藤裕作(歌人・ライター) 大久保鷹(急遽参加)
24(月) 白永歩美 森永理科 鴻英良(急遽参加)

 
▼価格
3,000円+送付料370円(1枚の場合)
 
▼お申し込み方法
メールあるいはお電話で流山児★事務所までお知らせください。
①お名前
②送付先住所
③連絡先電話番号
④希望商品と枚数(例 DVD×1枚、にゃえぴちゃん缶バッチ×1枚、手ぬぐい×1枚)
メール mail@ryuzanji.com
TEL 03-5272-1785(平日13:00~17:00)
 
▼予約後の流れ
振込先は、ゆうちょ銀行(郵便振替)です。
詳細は、返信メールでお知らせします。
商品のお届けは、10月上旬を予定しています。

寺山さんと高取のこと


流山児祥



寺山さんと初めて会ったのは、一九七〇年十二月、二十三歳だった。突然、電話があった「寺山修司です」という声に驚いた。「ぜひ、話したい」とのこと、渋谷の喫茶店で会い、芝居の話をした、「君は演劇で革命が起こせると思っているの?」と問われたので、私は傲然と「革命の演劇は可能だ」と答えた、イマ思えば赤面の至りだが、当時は、本気でそう考えていたのである。「結婚してるの?」と聞かれたので、「結婚したばかりです」と、答えた。「僕は、離婚したばかりだよ」と、笑顔で言われ、その後、コトバに窮した。女物の毛皮コートを羽織り、背の高い(例のポックリを履いていたのかもしれない)、大きい鼻の「知の巨人」というのが初対面の印象であった。



七〇年代後半、高取英は、寺山さんの三田の人力飛行機舎に居候していて、編集スタッフ&三流劇画ブームを起こしている私より四歳年下の気鋭の編集長であった。一九八〇年奴婢訓ニューヨーク公演中、高取と共に寺山さんとゆっくりそれこそ、笑顔で、「オモシロい芝居」の話をした。これが、その後の、「わたしたちの創る演劇」の貴重な指針となった。高取は月蝕歌劇団を書き上げ帰国、劇作家東京デビューを飾った。演劇団 座付作家として高取は一九八〇年代を同走した。



一九八三年、寺山さんは新・邪宗門を演劇団に書き下し、本多劇場で上演予定であったが、肝硬変悪化の為、岸田理生・高取・流山児:改稿、寺山修司:補筆となった。人力飛行機舎や渋谷の松風荘に高取と共に原稿を貰いにゆくと、寺山さんは、競馬中継をみて笑顔で予想し、横になり、原稿を書きあげ、五月四日に逝ってしまった。



寺山修司過激なる疾走―』は、寺山修司に捧げる鎮魂歌である。高取は、大胆にもテラヤマの生涯と劇の中の「母子の物語」をコラージュして「父=国家不在」のモノガタリを創り上げた。シーザーの数々の名曲をちりばめ、高取ワールドと呼ばれる「何でもアリ」のアナーキーな暗黒宝塚。月蝕+流山児でしか出来ない音楽劇に仕立て、テラヤマの永遠のライバルである「ミシマの自死への道程」を私なりに加えさせてもらった。想いもよらないコロナ禍、アッチへ逝った二人には、この世界がどう見えているのかな、きっと二人とも嗤っているにちがいない。

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