記念すべき今回の公演の肝、
月蝕歌劇団の二代目代表・白永歩美さんです。
高取さんのことや、二代目のご苦労などもききたいところですが
そのあたりは、アフタートークでお願いします!
「寺山作品で好きなものをおしえてください」
演劇なら「盲人書簡」。初めて出演した寺山作品なので思い出深いです。
映画なら「書を捨てよ町へ出よう」。あの時代に生まれてヒッピーになりたい。
書籍なら『寺山修司少女詩集』。私の少女時代の聖書。
「今回の芝居で好きな台詞、気になる台詞はなんですか」
「私は私自身の父になることで精一杯だったのだ。」
この寺山さんの実際の言葉を書いた時に高取英が「パパにはあーちゃん(白永のこと)がいるわ、と思った」と語ったことをよく覚えています。
「高取さんってどういう方でしたか」
世界一巨大な少年。
「希望というのはなぜ二字だと思いますか?」
不幸という字と対になるため。
「高所恐怖症の鳥もいるのでしょうか?」
野生の本能として高いところに身の危険を感じるのは当然です。高所恐怖症の鳥こそが本物の鳥といえるでしょう。
「意識は透明でしょうか?」
不透明です。死んだ人間の意識だけが透明になって他の人間の心に沁み込むのです。
「ここより一番遠い場所とはどこでしょう?」
芝居さえ出来ればどこでも世界の涯て。
「心は体のどのへんに置いておくべきでしょうか?」
からだ中に置きたいものです。
「行く道と帰り道とどちらが好きですか?」
どちらも怖いので寄り道が好き。
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8月23日(日)、月蝕歌劇団ワークショップオーディション【皆既月蝕前夜 幻影開花篇】
応募〆切8月16日(日)
本公演「陰陽師 安倍晴明ー最終決戦ー」12月10日(木)〜16日(水)ザムザ阿佐谷にて
月蝕歌劇団
「寺山修司―過激なる疾走―」
2020/8/20(木)~24(月) ザ・スズナリ
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