どーも、
昔、
ボクシング漫画で減量するとだんだんと五感が研ぎ澄まされていくという大好きなシーンがあって、
役者にも活かせれるんじゃないかと、
自分も減量に挑戦した過去を持つ、
山Pこと山下です。
食事はほぼ摂らず、
水もあまり飲まずというのを続けてたのですが、
五感が研ぎ澄まされるどころか、
身体はフラフラして、
喉も渇いて、
バイト中にミスを連発したりして、
研ぎ澄まされるどころか、
注意散漫で、私生活に多大な悪影響が生じて3日で断念しました、
あの山Pです。
只今『流れる血、あたたかく』の稽古中でして、
家でも台本開いたり、
資料読んだりしてるわけなんですが、、
面白いんですよ?めっちゃ面白いんですけど、
まぁ重たーいお話なのですよ。。
山Pは
独り身なもんでずーっと向き合ってると、
ズシーーンと心に鉛が乗っかってくるような………
しかもゆっくりと………
なんで、
最近はヨシタケシンスケさんの絵本を読んだりしてるのです。
ご存知ですか?
俺は恥ずかしながら最近知りました❗️
とにかくいいんですよ‼️
ユーモアもあって、
考えさせられて、
子供から大人まで楽しめるっていう。
『みえるとかみえないとか』
大雑把にあらすじ言いますと、
地球に住んでる人が色んな星に行ってそこに住んでる人達と出会うんです。
地球では前に目があるのが当たり前なのが、
他の星では前も後ろも目があるのが当たり前で地球の人が珍しいっていう。
足が長いのが当たり前とか
空が飛べるのが当たり前とか
目はあるけど目が見えないとかとか。
普通とは何なのかっていう物凄く簡単にいうとそんなお話。
生まれつきの体であったり、育った環境で
その人にとっては当たり前なのが、
別の人からすれば当たり前じゃなくて、
一人一人に「みえるもの」が違うっていう。
目が見えなくても「みえるもの」があって、
目が見えても「みえないもの」がある。
芸術なんかはそれを個性って呼んだりして評価されたりしますよね(^^)
役者でも、1つのテキストをいろんな役者が読めばいろんな解釈が生まれる。
面白いんですよね〜それがまた。
稽古場でもやっぱりそういう面白さがあるんです。
特に今回の現場ではそれを感じます。
脚本の陽永さんもいて、
演出の日澤さんもいて、
お二人が、それを凄く大事にしている気がする。
役者の言葉だったり、
考えだったり、
可能性だったり。
あの2人は、
どこか自分達には見えないものを、
役者には見えるものを楽しみにしている気がする。
今回のチラシの絵の原画です。
工藤ひすいさん。
青森の現役高校生だそうです。
彼女もまた、
彼女にだけ「みえるもの」があるんですね。