これを書いているのは、いよいよ明日、千穐楽を迎えようとしている9月30日の午後です。
先ほどマチネ公演が終わりました。
もうすぐ全15ステージを走りきろうとしている直前というわけです。
明日の今頃にはファイナルステージを終えていると思うと、やはり感慨深いものがあります。
明日になるとなかなか筆が進まないと思うので、ソワレまでの間、今のうちに書いておこうと思います。
この場をお借りして、このプロジェクトに関わってくれた全ての皆様に最大限の感謝の気持ちを送らせてください。
まずは、自分の拙い演出に、忍耐強く付き合い、実現させようと惜しみない協力をしてくれたキャストのみんな。
ロビー申くん、ビリー隆斗、カヴ里美さん、エディ洋介くん、デイヴこばちゃん、ピーター京太、バーニー弘子さん、フランキーつる松さん、モウリーンたか喜代、キャロル理恵ちゃん、リンダたけもっちゃん。
本当なら最低でも一年くらいの準備期間を設けて挑むべき“でっち上げ訛り”をたった一ヶ月、しかも芝居の稽古と並行して、会得してくれました。
大変だったと思います。
有難う。
演出助手という存在はとても心強く、稽古期間中、私が正気を保っていられたのも(笑)演助の詩織ちゃんのおかげだと思っています。有難う。
時代考証、演出からのイメージ、各キャラクターの個性をインパクト満ち満ちでヴィジュアライズしてくれた、衣装のよーこちん、ヘアメイクの和枝ねーさん、有難う。
美術のハルハルちゃん、早稲田の地下にリヴァプールが出現した時は感動しました。すげぇ〜のを有難う。
1977年リヴァプールの崩壊寸前クラブの鬱積したスモーキーな空気を見事に作ってくれた、音響の亮さん、音響オペのサーヤ、照明の佳代ちゃん。有難う。
本番開けてからは臨機応変に現場を仕切ってくれた、舞台監督の服部さん、安らぎの空気感で和ませてくれた制作スタッフ米山さん、受付のサーヤ、有難うございました。
舞台に生きる役者たちの脈動を生き生きと捉えてくれた、愛ある写真家、横田さん。有難うございました。
お手伝いにきてくれた流山児★事務所の劇団員の皆様、有難うございました。
常に稽古場にいて、小道具スタッフをやってくれた、あんなちゃん、有難う。
あなたの撮ったこの写真、お気に入りです。
好い写真。
翻訳の阿部ちゃん、幕が開いてからもあなたの愛ダダ漏れnoteには支えられました。有難う。
この戯曲と出会わせてくれた劇団Studio Lifeの演出、倉田さん、前座長、故•河内さん。有難うございました。アフタートークで倉田さんと再会できて嬉しかったです。
私にこのような機会を与えてくれた流山児さん、日本劇団協議会様、本当に有難うございました。
流山児さんのアドバイスにも非常に助けられました。
その場に居合わせ目撃してくださった皆様、本当に有難うございました。
観客は、演劇において重要な要素の一つです。
観客なしでは、演劇は形を成せません。
皆様が最後の仕上げをしてくださいました。
感謝です。
とはいえ、やり残したことや、自分の力不足ゆえできなかった事、個人的には課題がわんさか見つかったのでした……
そして最後に、この戯曲の生みの親、ウィリー・ラッセル様。
あなたの筆跡の行間には、無限のワクワクがありました。
演出できて幸福でした。
有難うございました。
林勇輔